離婚調停を企てる前に知っておきたいこと

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【1】離婚のプロセスを理解する
最初に、もっとも大事な離婚成立までのプロセスを理解しておきましょう。離婚調停はどの位置にあるのか、調停がダメだったら次はどんなプロセスなのかなど、しっかり理解しましょう。

 

 

【2】自分にとってのゴールを明確にする
あなたにとって「調停で目指すゴール」とは何なのでしょうか?
漠然と「ただ離婚したいから…。」というのでは準備不足です。より具体的かつ明確に、あなたのゴールを決めておくことは、不利な条件で離婚成立しないためにかなり重要です。

 

 

【3】誰かに相談する
あなたの周りにいる信頼できる第三者に相談しましょう。冷静な判断をしてもらえます。
もしくは専門家の意見を聞きましょう。そうすれば、よりスムーズに冷静にことを運べます。

 

【1】離婚のプロセスを理解する

離婚調停の申立てをする前に、もう一度どういうプロセスで離婚が進んでいくのか理解を深めておきましょう。一連の流れやその中での調停の位置づけを把握することで「自分にとってのゴール」も明確にできます。

 

離婚のプロセス

離婚を決意!
協議離婚】…夫婦の話し合いによって合意すれば離婚成立。
  ↓
2人じゃ話がつかない
調停離婚】…一方が申し立てて家庭裁判所で第三者を交えて話し合い。
  ↓
それでも話がまとまらない
裁判離婚】…裁判で離婚できるかどうかを判断してもらう。
       裁判をするためには民法に定められた離婚原因が必須です。

 

このような流れになっています。このプロセスの中で「離婚の合意」が取れた段階で市役所や町役場へ離婚届を提出することになります。

 

また、いきなり「裁判所へ訴訟をしたい!」と思っても、することができないので注意してください。日本には「調停前置主義」という考え方があって、まずは必ず家庭裁判所での調停離婚を経なければいけません。

 

離婚のプロセス「番外編」

審判離婚

例外的なケースとして、「審判離婚」というものがあります。
これは、調停で不成立になり離婚が成立しそうもない時に「夫婦のお互いのことを考えて離婚をさせた方がよい」と調停委員が判断した場合に限り行うことができます
審判は、家庭裁判所が決定を下すものなので、話し合いは行いません。
現状、命の危険や生活の存続など、よっぽどの事情がない限り審判には移りません。

和解離婚

また、「和解離婚」というものもあります。これは、裁判離婚の最中に裁判官が和解をすすめ、双方が歩み寄ることで成立します。
裁判では、膨大な時間と費用と労力がかかります。最後の判決に行くまでに精根尽き果ててしまう場合もあるので、和解することも得策です。
(もちろん慰謝料・養育費・財産分与などに折り合いをつけることは大前提です。)

 

※これらは例外的なケースですので、基本は上記のプロセスにある通りの流れだと考えてください。

 

 

 

【2】自分にとってのゴールを設定する

離婚調停をする前にまず大事になってくるのは、「どういう条件で離婚合意にもっていきたいのか?」というゴールを自分の中で明確にしておくことです

 

「なんとなく、慰謝料たくさん取れたらいいな~。」
「なんとなく、養育費もらえたらうれしいな~。」

 

そんな考え方をしたまま調停に望んだら100%希望の額はとれません
また、感情が先行して「慰謝料もいらないし、養育費も1円もいらないからとにかく早く離婚したい。」と後先考えずに行動すると後々必ず後悔します

 

「理想は慰謝料は最低でも○円、養育費は月○円、親権はこちらで、面接交渉権は~」のように出来るだけ具体的に考えておきましょう

 

以下に考えておくべき項目をまとめたので、参考にしてください。

経済的な問題

子どもの問題

その他の問題

慰謝料
財産分与
離婚後の生活
住宅ローン
仕事

親権
面接交渉権
養育費

姓が変わる(女性の場合)

 

「やらないこと・しないこと」を決める

ゴールを明確にしましょうとお話したので、「○○をする」という風に考える人が多いと思います。
それももちろん大事なのですが、同時にやってほしいこととして「しないことリスト」を作ってもらいたいのです。

 

・慰謝料は100万円以下にしない
・親権は渡さない
・子どもとは月1回以上会わせない

 

というように具体的にやらないことリストとして書き出し、必ず紙に書いて持ち歩きましょう。
なぜこれが必要なのでしょうか?
それは、離婚調停をしていく中であなたの考えや軸がどんどんブレてしまう可能性があるからです

 

離婚調停は長いです。6ヶ月~1年くらいかかるのが一般的なので、その中で体力を消耗してしまったり、相手に同情してしまったりして、「このくらいいいかな~。」と妥協をしてしまうのです。
この妥協というのが、のちのちの後悔に繋がります

 

そのため、始めに決めておいたやらないことリストを頭にたたき込んでおき、相手がそれを要求してきたら拒否をして、自分が妥協しそうになったら読み返して踏みとどまってください

 

特に、世間体・社会通念・常識・他人の良かれと思ってのアドバイスなどは、あなたを妥協させようと悪魔のささやきをします。唯一の対抗手段は、やらないこと・しないことリストなのです

 

 

 

【3】第三者に相談しよう

離婚の問題というのは、感情的になりやすいものです。
特に調停をしようとする人は、話し合いがうまくいっていない訳なので尚更です。

 

調停は一般的に6ヶ月~1年くらいかかるものですから、ずっとひとりで戦っていると体力を消耗してしまいます。相手と距離をおいて冷静さを取り戻すことはもちろん、誰かに相談することによって安心できるものです。

 

「親兄弟」「親しい友人」「離婚体験者」「弁護士」など、相談相手はこんなところでしょうか。

 

はじめてだらけの調停では、どのような行動をすればいいか分からなくなる時が必ずあります
気が動転して思いがけない行動をとってしまうのです。

 

ですから、冷静かつあなたのためを思ってアドバイスしてくれる人が大事なのです。
当たり前ですが、相談相手のポイントは「相手の味方にならないこと」です。
夫婦共通の友人などだと、その可能性もありますので注意が必要です。

 

 

無料の法律相談を利用してみよう!

離婚調停の具体的な進め方や法律的なことを誰かに相談したいという時は、やはり素人ではなく専門家に聞くべきです。自治体や家庭裁判所では専門の相談員による離婚相談窓口を設けています。

 

【自治体】の

法律相談を利用する

各自治体に直接問い合わせてみましょう。
弁護士が相談にのってくれます。

【家庭裁判所】の

法律相談を利用する

家庭裁判所に申込用紙があるので、そちらで申込しましょう。
家庭裁判所の調停員が相談にのってくれます。
ただ、あまりオススメできません。
調停員は世界が狭いので、準備もなくいきなり会うとあなたの印象を悪くしてしまう可能性があります。

【弁護士会】の

法律相談を利用する

最寄の弁護士会に相談してみましょう。

 

 

 

ネットの法律相談を活用しよう!

その1:法テラスへ行く

 

法テラスHP画面スクリーンショット

法テラスは一番一般的な相談方法です。
「どこに相談していいか分からない!」という声に答えて、平成18年4月10日に設立された法務省所管の公的な法人が法テラスです。
国が運営しているので料金も無料で安心です。

 

【料金】無料
【相談方法】電話・各地域の相談窓口

 

http://www.houterasu.or.jp/

 

【メリット】公的な機関なので安心感がある
【デメリット】離婚問題に詳しい弁護士かどうか疑問がある

 

離婚についての相談はこちらを参照しましょう。
http://www.houterasu.or.jp/service/fuufu_danjo_trouble/index.html

 

 

その2:弁護士のポータルサイトを利用する

 

弁護士のポータルサイト画面スクリーンショット

次にハードルが低いのがポータルサイトです。
無料で使えるのは公開掲示板への投稿だけですが、4000人以上の弁護士が答えてくれますし、過去ログも見れるので、質問しなくても自分の状況に近い質問を見るだけで参考になります。

 

【料金】無料(有料機能もあり)
【相談方法】会員登録後、掲示板に投稿する

 

http://www.bengo4.com/

 

【メリット】匿名で質問できるから気軽
【デメリット】すぐに回答が得られない場合もある、回答する弁護士の実力がバラバラ